紙パンツのコマーシャルを見ていた母が「花ちゃん、明日デイケアー行く時にうち、パンパースにするわ!」
どうして履こうと思ったのか聞くと前回のデイケアーで、「○○さんがトイレに入ったきりでスタッフの人たちバタバタしてはってな。
どうやらおしっこ、失敗して座り込んではったみたいやわ」
30分程トイレが使えず、下階のトイレに行って漏らすところだったそうだ。(母は紙パンツのことをパンパースと云う)
当日、紙パンツを履いてデイから帰ってきた母に、今日はどうだったか聞いてみると「うちが行きたい時には、他の人もおしっこしたくなるのかな⁈二つあるトイレの前に行列できたわ。もう、我慢するのしんどかった!」
アララ!お漏らしても大丈夫な紙パンツを履いているし、予備のパンツも持っていたのに我慢したのかあ。
紙パンツの履き心地は⁈の問いに「漏らしても心配ないと思うんやけどパンパースの中にはできひんわ。グッと堪えてしまうねん。花ちゃん、履いたことある?」
そう云えば、履いたことない‼
早速試してみる。履き心地は悪くない!
暫くして尿意がしてきたのでチョット溜めて、紙パンツの中に排尿しようしたが、羞恥心のような気持ちが湧き、結局トイレで済ませてしまった。
こういう事か!!おしっこが漏れそうになっても便座まで母がぐっと我慢したのは。
良し悪しがまだ分からない幼児の頃から排せつ行為はトイレに行ってするものと教えられ脳に刷り込まれている。
トイレ以外の所では(気づかれないとしても)出してはいけない、出すことは失敗行動であり、他人に知られたら恥ずかしい。この思いが限界を超えていても我慢させるのかと気付いた。
そして、紙パンツは安心してトイレの順番待ちができ、我慢の限界で漏れてしまっていても失敗感を和らげてくれるものであって、排尿するものではないと❕
(排尿目的に使用するならパンツ式紙おむつが良いかな)