梅雨入りが、例年よりも早くても遅くても、京都祇園祭りの祭事の一つ、山鉾巡行がすみ、御座神輿が御旅所から氏子地区・御供社(又旅社)を回って八坂神社にお戻りになった後日の強い日差しに、本格的な夏の訪れ「梅雨明け」を感じたものです。
祇園祭還幸祭
神輿 中御座神輿・東御座神輿・西御座神輿の3基の神輿は7月17日の祇園祭神幸祭(しんこうさい)では八坂神社から氏子地区を回り、御旅所まで巡行します。
また7月24日の祇園祭還幸祭(かんこうさい)では御旅所から氏子地区を回り、御供社(又旅社)を経由して、八坂神社に戻ります。
京都ガイドKyoto Guide京都の寺社の情報(アクセス・見どころなど)や行事(日程・時間など)を紹介
そして、夏の風物詩とも言える「ジィージィー、シャアシャア、ミーンミーン、ワーシワーシ」の、蝉の大合唱も夏を感じさせる一つでしょう。
ところが、今年はまだ、あの暑苦しいぐらいの鳴き声が聞こえてこないのです。
何故だろうと、ちょっと気になり検索して見ました。
紙谷准教授は「短い梅雨と少雨が影響している」と指摘する。土の中で育つセミの羽化には気温の上昇だけでなく、まとまった雨が不可欠。
九州北部の梅雨明けの平年値は7月19日で、セミの活動が活発になるのも例年その時季だ。
ところが、今年は6月28日に異例の梅雨明け。期間も17日間と最も短く、雨量は各地で平年を下回り、半分以下の所も。
紙谷准教授は「雨が少なく、タイミングを計りかねているのでは。今は『いつになったら降るのか』と待ちわびているのだろう」と見守る。西日本新聞社
この7/12日頃から、大気の状態が不安定となり、雷を伴う非常に激しい大雨が降り各地で土砂崩れや浸水の被害が出ています。やはり気象異常は、自然に大きく害を及ぼしているといえます。
四季のある日本。その季節の変わり目が解りずらくなりつつある今、四季折々の風情や風物詩さえも、近い将来、その時の気候にそぐわなくなるのではと、危惧の念を抱かずにはいられません。
夏らしい蝉のオーケストラが始まるのはいつでしょうか。