咲バーバのつぶやき

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「BA,5」の感染拡大で救急搬送困難!

「医療機関や保健所の現場が限界に来ている」(新型コロナウイルス対策分科会)尾身茂会長の提言に目が止まる。

<NHKニュース新型コロナ 専門家の有志が今後の医療や保健所の対応で提言>

新型コロナウイルス対策にあたる専門家の有志は、より多くの医療機関で入院できるようにすることや、保健所や医療機関の負担になってきた感染者の全数把握を段階的に見直すことなど、今後の医療や保健所の対応についての提言をまとめました。

提言は、政府分科会の尾身茂会長など専門家の有志がまとめ、8月2日記者会見を開いて明らかにしました。

提言では、現在の感染状況についてオミクロン株の「BA.5」を中心とした感染が拡大し、入院のリスクや重症度は相対的に低いものの、これまでにない感染者の急増で重症者・死亡者数が増え、医療ひっ迫がさらに深刻化する懸念があるとする認識を示しています。

そのうえで、国が医療ひっ迫の深刻化を抑えながら社会経済活動を継続させることを選ぶ場合は、一人ひとりが基本的な感染対策をいままで以上に徹底するのと同時に、現在の医療や保健所の対応をオミクロン株の特徴に合わせて移行していく必要があるとしています。

提言ではこうした移行は段階的に行い、▽ステップ1で第7波への緊急対応として、現在の制度の枠組みで変更できることから始め、その後、▽ステップ2として法改正で大幅に改めるとしています。 

オミクロン株の変異系「BA,5」の第7波の感染急拡大で、医療機関の救急患者の受け入れがかつてなく困難になっている今、緊急入院を要する患者宅に救急隊が到着しても、受け入れ先の病院がみつからず、病院への救急搬送が出来ない事案が急増している。

苦しんでいる人を前にして、搬送できる病院を必死に探す救急隊の心労は、如何ばかりかと頭が下がる。

医療機関や保健所のひっ迫した現場で働く人たちや、救急医療を担う医療従事者の心身の疲労は、もはやピークな状態にあるのではないだろうか。

政府は今の実態を認識し、尾身氏らの提言を速やかに検討し、対策を執るよう切に望む。