咲バーバのつぶやき

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災害支援をパワーゲームに利用しないで!

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トルコ南部で6日にマグニチュード7.8の地震が発生した。

時間を追って報道されるトルコ南部や隣国のシリアの倒壊したがれきに埋め尽くされた被災地の状況は、悲惨を極める画像で見ていて苦しくなる。

これまでにトルコで2万9600人以上、隣国シリアでは3500人以上が死亡。

地震発生から厳しい冷え込みで1週間経つ現在、生存者救出に、余震の二次災害に巻き込まれる危険と隣り合わせの文字通り、命がけの救助活動が、懸命に続けられている。

 

両国の被災地は、道路や重要なインフラが被害を受け、捜索・救助活動やより広範な人道支援活動が困難な状況に在り、被災者は、厳しい寒さに耐えて防寒対策や医療物資の支援を待っている。

しかし、支援の遅れに不満が強まり、一部被災地では、略奪や強盗の発生、犯罪や衝突が報告され、救助隊の安全をも脅かす人間の業に、治安悪化を招く災害の恐ろしさ感じる。そしてweb検索での社説に、より複雑な思いを感じた。

70カ国がトルコに支援を申し出る一方で、欧米の経済制裁を科され、内戦状態にあるシリアへの支援は難航している。

内戦下で複数の勢力が国土を分割し、それぞれの勢力を支える周辺国の立場が交錯するためだ。

シリアのアサド政権は、欧米の経済制裁が支援を阻んでいると主張する

これに対し米国は支援物資を送っても反体制派地域に公平に分配される見通しはないとして、政権を通さず、民間団体などを支援する方向で調整する。

アサド政権と友好関係を保つロシアや中国などは、政権を窓口に支援に乗り出す方針だ。  

シリアの内戦は10年以上続き、地震が起きたトルコとの国境地域は戦火を逃れた避難民が多く暮らしていた。不自由な避難生活の中で今回の大地震が襲った。

人道の危機を招くことなく、全ての被災者に国際的な支援を行き渡らせなくてはいけない。  

災害支援を大国のパワーゲームに利用すべきではない。今はそれぞれの利害を棚上げして協調する時だ。 琉球新報<社説>

我が国、日本は地震国としての経験を生かし、被災者の要求に応える有効な災害支援に今こそ力を発揮するときではないかと思う。

パワーゲーム:経済的な力を背景にして主導権を握ろうとして行う、国際政治上のかけひき。(出典:デジタル大辞泉(小学館))