咲バーバのつぶやき

日常で心に残った言葉や話し、自分の思いを書いてみました

映画『存在のない子供たち』を観て思う!

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻から今月24日で1年。

ヨーロッパに滞在しているウクライナ難民 807万1673 人(UNHCR・2月13日時点)にのぼる中、ロシアが「再教育」を目的に少なくても6000人のウクライナの子供たちが、ロシアが管理する施設に収容された(NHK「国際報道2023」で2月15日に放送)。

この報道を見て言葉を失う。

また、10年続く内戦で戦火を逃れた避難民が多く、子どもの保護システムがすでに疲弊しているシリア北西部。

2月6日(月)にトルコ南部で発生した地震およびその後の一連の地震の影響を受け、両親もしくは片親をなくした子どもたちであふれる悲惨な状況に悲しくなる。

先日、無料動画配信(映画GYAO!yahoo.co.jp)『存在のない子供たち』(そんざいのないこどもたち、アラビア語: کفرناحوم)を観た。

自分が日本の社会で今、身近に出来ることは何か、改めて考える機会になったこの映画を、知ってもらいたくてキーボードを打っている。

存在のない子供たち 【字幕版】 GYAO(C) Yahoo Japan

2018年のレバノンのドラマ映画

タイトル情報

『存在のない子供たち 』両親を告訴する。僕を産んだ罪で。

わずか12歳で、裁判を起こしたゼイン(ゼイン・アル=ラフィーア)。

訴えた相手は、自分の両親だ。

裁判長から、「何の罪で?」と聞かれたゼインは、まっすぐ前を見つめて「僕を産んだ罪」と答えた。

中東の貧民窟に生まれたゼインは、両親が出生届を出さなかったために、自分の誕生日も知らないし、法的には社会に存在すらしていない。

朝から晩まで両親に劣悪な労働を強いられていた。

唯一の支えだった大切な妹が11歳で強制結婚させられ、家を飛び出したゼインを待っていたのは、さらに過酷な“現実”だった。果たしてゼインの未来は―?

不法移民、難民問題、無戸籍、貧困、臓器売買、子供の誘拐、ネグレクト、口減らしの為の少女強制婚、子供の人身売買、愛も教育も与ず、労働力とみなす親。

これらの非情な人間の生き様を引き起こしているのは何なのか。

育児放棄や虐待、ヤングケアラーのニュースが後を立たない日本。

決して他人事ではないこの子供たちが置かれている悲惨な状況を私達は考えなければならない。