3/2夕刻「UFOと見間違うくらいに、星が2個見えるから出て来てみい!」
犬との散歩から帰って来た旦那が、ちょっと興奮気味に外で言っている。
「どれどれ、どこw」指示された西の空を見上げた。
「物凄く光っている。何あれ!星?」
紺色の雲一つない西の空に、競うように輝きを放って近位に縦並ぶ2つの星に、しばらく釘付けになっていた。
「綺麗だったね」とお茶をしていると、テレビのニュースで ❝2日夕、惑星の金星と木星が、西の空で最接近し、ひときわ輝いて見れる❞との報道に、「さっき見た光景はこれか」と納得できた。
3/3今夕も、下方からグラデーションの様に濃い藍色に変わっていく西の空に、金星と火星がキラキラと光を放っていた。
光り輝く星を、穏やかな気持ちで眺めていられる。
平和な国で有り難いと思えるひと時であった。
しかし、今日も若年層による殺傷事件が起こっていた。
また、外相がG20外相会合への出席を見送ったことで、国会では物議を醸していた。
世界情勢が激変しているなか、外交は平和を維持していくためにも重要であることは、知識の薄い私でも感じとれるだけに、その事には疑問符が付く。
平和な状態を当たり前の感覚で暮らしている、今の日本社会。
何だか、少しづつ崩れていっているように思われ、不安なグレー色の気持ちに変わる。