いつもより、1時間遅く帰宅した公ちゃん。梅田駅終点まで行って戻って来たそうだ。
何で?「電車に乗ったらね、向かいの席に60才位のダンディなオジサンが、足を組んで座ってるんやけどな、足を組んでる方のスニーカーの底が無いねん⁈ 足元見たら、もう片方のスニーカーと靴底が行儀よく並んでる。
『もう靴底から眼を、離せへん!』 オジサン、気がつかんと携帯見てるけど、降りる時どうするんやろかと気になって梅田まで行ってしもたんや。
駅に着いてオジサン立ち上がって出口へ。靴底はそのまま残っている。オジサンも歩いて何か変やと思たんやろな。戻ってきて残った靴底をトントンと踏んでくっつけて歩いたけどポタッと外れた。オジサン、さっと靴底拾ってダンディーに去って行かはったわ。乗り過ごしてまで見てた俺は暇人やね!」と照れくさそうに云った。
そうだね!喜劇は日常にあるんだね!