19時、雲一つない澄んだ東の夜空に目を向ける。
今年の「中秋の名月」、満月が神秘的な月光をはなって昇っていました。
「綺麗やねぇ」自然に言葉が出てきます。
「次に中秋の名月と満月の日付が一致するのは7年先やて」旦那がボソッと言います。
中秋の名月が毎年日にちが変わる理由
中秋の名月は「月の満ち欠けを基準にした旧暦」に基づきます。
現在の私たちは、「太陽の動きを基準にした新暦」で生活を送っています。
旧暦は、新月を1日とし、月が満ちて満月になり、また欠けていくまでの29.5日を1ヶ月としていました。
よって、29.5日×12ヶ月=354日を1年としていました。
現在の新暦では、太陽が地球を一周する365日を1年としています。
つまり、旧暦と新暦には1年で11日のズレがあることになります。
このため、中秋の名月は毎年日にちが変わるのです。
昨年2022年は9月10日、2023年は9月29日、2024年は9月17日になります。
月の満ち欠けのサイクルが29.5日であること、および、実際の月の軌道が正円でない理由から、15日に満月になるとは限らず、必ずしも中秋の名月と満月は一致しません。2023年は、幸運にも満月と重なります! るるぶKidsライター。
幸運にも雲一つ無く美しい満月を愛でられている今夜。
「中秋の名月」というと満月と思っていた私。
穏やかに過ごせている今を感謝しながら、しずく型のお月見団子を戴き、よふけを楽しもうと思います。