咲バーバのつぶやき

日常で心に残った言葉や話し、自分の思いを書いてみました

イケメン力士よりがっぷり四つで勝負できる力士が好き!

5/22(日)大相撲夏場所千秋楽。横綱の照の富士が優勝を果たした。

2010年に起こった現役力士による暴行騒動、野球賭博関与。更に2011年、八百長問題の発覚などでテレビ中継も一時中止となったことで、大相撲の人気は一気に下がった。

午後5時40分、何となくリモコンを押すと横綱照ノ富士と御嶽海の優勝をかけた勝負が映し出された。御嶽海を寄り切って照ノ富士の勝ち。満員の観客の拍手喝采に湧く会場は相撲人気が戻っていると感じさせるものだった。

10年前、あれほど人気が低迷し下がった関心度を上げるために、相撲協会はどんな事を行ったのだろうと興味が湧き探ってみたくなった。

2014年に「財団法人日本相撲協会」から「公益財団法人日本相撲協会」に改称。役員の規定が変わり大きな組織改革が行われる

協会広報部は、公式のLINEやTwitterの開設を決定。ソーシャルメディアによって相撲に関する情報が発信され、「スー女」と呼ばれる新しいファン層を増やす。何んと2014年の9月場所では、大相撲の関心度がジャニーズの関心度を超えたというデータも出ている。(2014/11/04Yahooビックデータ

イケメンと注目される力士や個性溢れる力士の活躍が海外のファンや若い人に興味を示してもらえる環境になったのには、ソーシャルメディアの力は大きい

協会の営業努力もあり会場には以前は無かった、たこ焼き、おでん、ピザなどの売店が並びビールの売り子も登場させる。

力士によるファンサービスも積極的に行われ親しみやすい相撲を作り出したことも人気回復に一役買っている。

横綱に赤ちゃんを抱っこしてもらえるという「特典付きチケット」が販売されるなど、相撲ファンにとって、うれしい新企画続々との投入された。

今回、相撲協会の努力を垣間見たように思う。また、何より話題になる人気力士が現れると相撲人気も比例して上がるのも確かだという事も。

大相撲は日本の伝統文化を持つスポーツだと思う。伝統は守りつつ、時代の変化に柔軟に対応してきた相撲協会が、これから先もどのように決断し、改革に臨み、どんな魅力ある力士を出現させてくれるのか楽しみだ。

千秋楽には、がっぷり四つに組んだ相撲が観たいから、私は、イケメン力士よりも、四つ相撲のとれる力士が好きかなあ!