廊下で小梅(チワワ)が何かを見て吠えているので、「ハエトリグモかな」と行ってみると、1ミリぐらいの赤い蜘蛛の子みたいな虫がいた。急いでコロコロで押さえると、赤色の液みたいなものが出て潰れた。(余談ですが私、「ハエトリグモ」可愛くて好きなんです)
何の虫かと検索。その正体は昆虫ではなくダニの一種で「カベアナタカラダニ」と判りました。
基本的には人に危害を及ぼすことは無いのですが、潰した時に出る体液が、皮膚に付着すると痒みや湿疹といった症状を引き起こすので、絶対に潰さないようにする事。また、不用意に触るとダニの針が刺さってしまう恐れもあるので注意が必要なようです。(ダニにアレルギーを持つ私。潰さなくてよかったあ!)また、洗濯物などの上で潰れてしまうと赤いシミになってしまうので、直接触らないようにするのが良いようです。
この「カベアナタカラダニ」、その生活史や生態など、不明な点がたくさんあるようです。
まず、5月頃から長くて7月にしか見られない。そして、見つかるものは全てメスであること。このダニで、オスが見つかった例はなく、単為生殖を行っているのではと考えられています。
えさは何か?
これもよくわかっていないのです。しかし、花粉を食べていることは確実なようです。コンクリート製の建造物にたくさん見つかるのは、コンクリートなど多孔質の材質にたまり、くっついている花粉や有機物を食べているのではないかと考えられています。 引用文献:健康福祉部健康福祉総務課 保健環境研究所
梅雨の6月~7月にダニは最も繁殖します。効果的なダニ対策を講じてダニにかまれないようにしていきましょう。