咲バーバのつぶやき

日常で心に残った言葉や話し、自分の思いを書いてみました

ご注意!春の草むらにはダニが潜んでいるよ。

f:id:hanako33tan:20220106232501j:plain

猫の額の庭をあっという間に占領してしまう野草。少しだからと、手袋をせずに素手で抜いていたら、5分も経たないうちに手の甲に痒みを感じ、プツプツと赤い発疹が出た。2年前、何の虫に刺されたのか解からないが指先から腕にかけて強い痒みと湿疹で皮膚科に診てもらってから、痒いと思うと湿疹と発赤ができるようになったのです。

桜の花が咲き過ごしやすくなる春。戸外に出て花や野鳥、生き物と自然に触れ合える楽しい時期でもあります。

しかし、忘れてはいけないのが、春から秋にかけて活発になるダニ類です。

何気ない草むらに潜むダニのうち、特に恐ろしいのが、人や動物にとりついて吸血するマダニです

このマダニ、長ければ10日以上血を吸い続け、数ミリの体が1センチ以上に膨らみ、吸っている間に、ウイルスや細菌を人体に入れ恐ろしい感染症を引き起こすのがいるのです。中でも致死率が2割以上で、正式な特効薬がまだない「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」です。発熱、嘔吐、意識障害や下血の症状があり、高齢の患者さんが多いとされています。

2013年に国内で初めて見つかり、昨年は最多の109人が感染しました。これまで西日本が中心だったのが、昨年初めて愛知県や静岡県でも感染が確認され、関東でも患者が出ていたと判明しています。さらに、北海道で死亡例が続く「ダニ媒介脳炎」や、40度近い高熱が出る「日本紅班熱」のリスクも出ているのです。

また、ダニの一種のツツガムシにも気を付けなければなりません。河川敷や草むらでこのツツガムシの幼虫に噛まれると、40度近い熱や発疹が出る「ツツガムシ病」の恐れがあるのです。

河川敷、畑、草むら、山などのキャンプや野外活動が行われているところに普通にいる

ダニ!怖いですね。

元気に楽しんで活動するためにも、ダニに嚙まれないように対策する事が大事です。

1.かまれない!○長袖、首にはタオル ○虫よけ剤(ディートやイカリジンの成分を含むものが効果的)を吹きかける ○ズボンの裾は靴下の中へ ○肌の露出を少なくする。

2.帰ったら!○上着は屋外で脱いで室内に持ち込まない ○噛まれていても気づきづらいので早めに入浴し、脇の下など軟らかい部分にくついていないか調べる。

3.かまれたら!○もしダニを見つけたら、無理に取り除かず皮膚科に相談する(ダニの体液が逆流したり、口の一部が残って化膿したりする恐れがあるから) ○数週間は発熱などに警戒(潜伏期間が長い病気が多いため)・異常と思ったときは医療機関に相談し、ダニに噛まれたことを伝える。(国立感染症研究所)

参考文献:朝日新聞2022,4,9(土)Reライフ頁(竹野内嵩宏)記事

ダニにかまれれば重症な病気になる事を思い出し、しっかりとダニ対策をしましょう。

  虫よけスプレーはこれからの季節、必須アイテムです。おすすめです!