朝、PCホームページ(MSN)のニュース覧に好きな映画の一つである「スタンド・バイ・ミー」の一画面と次の記事を読んで、ちょっと心に温かく響くものに出会えたので書きます。
クランクイン!
「スタンド・バイ・ミー」ウイル・ウイートン、当時虐待に気付けなかったことを謝罪されて感激
スティーヴン・キングの小説を原作に、ロブ・ライナー監督が実写映画化し、世界で大ヒットを記録した『スタンド・バイ・ミー』。少年たちのひと夏の冒険を通して、彼らが密かに抱く心の傷を描き出した名作だ。 本作で、いじられキャラのぽっちゃり少年バーンを演じたジェリーは、現在、人気トーク番組『The Talk(原題)』の共同司会を務めている。 Deadlineによると、この度ゲスト出演したウィルに対し、「『スタンド・バイ・ミー』を撮影していた頃の辛い経験について話したのを聞いたよ。これは言い訳になるけど、当時僕は11歳だった。でも、幼かった頃にもっと近くで味方になってあげられなかったことを、君に謝りたいんだ」と話した。 「もっと大きな視点で言うと、人は誰かと一緒にいるとき、その人に何が起きているかなんてわからないんだ。だから罪悪感はないけれど、でもあの時、もっとそばにいてあげられなくてごめんと言いたいんだ。あの時自分がもっと大人だったら良かったのに。そうしたら、『ヘイ、ウィル、大丈夫?』と聞けたのに、と思うんだよ」と伝えた。 これにウィルは「すごくうれしいよ。ありがとう」と感激し、「君は11歳だったんだ。わかるわけがなかったよ。それに虐待を受けたことのある人ならみんな知ってると思うけど、僕らみたいな人は、隠すのがすごくすごくすごく上手なんだ」とコメントしたそうだ。 昨年5月、ウィルはYahoo Entertainmentのインタビューにて、当時虐待を受けていたことを告白。映画で演じたゴーディー同様両親から酷い扱いを受け、子役をするよう強制され、父からは精神的虐待を受けていたことを明かしていた。 ウィルの告白を受け、ジェリーは当時も『The Talk』で「言うべきだと思うのは、同僚じゃなくても、知人であっても、誰かに何が起こっているのかはわからないということだ」と話し、「だから、もし何かおかしなことに気付いたり、変に思えることがあったら、『大丈夫? 何も問題ない? 話し相手は必要じゃないかな?』と声をかけて。それくらいなんでもないよね」とコメントしていたそうだ。
記事中にある「虐待を受けたことのある人ならみんな知っていると思うけど、僕らみたいな人は、隠すのがすごくすごくすごく上手なんだ」この言葉に頭がクラッとした。
ウイル!なんて思慮深い優しい心をもっているんだろう!ジェリー!なんて優しく率直にいたわりあるコメントを言える人なんでしょう!
虐待を受け痛ましい状態にある子供たち。。親や家族の介護を担い過酷な生活を強いられているヤングケアラーと言われる子供たち。そんな、助けが必要なのに助けてとSOSが出せない子供たちのことを、世間が知るときは、いつも悲惨な状況になっているのが現実です。
虐待を受けた子供たちの心の傷は、その後の子供たちの生活や将来に支障をきたすほど、強く影響しているのです。
ちょっとでも、そのような過酷な状況下にある子供に気付けたら、ジェリーが教えてくれたように、声をかけようではありませんか。「大丈夫?何も問題ない?話し相手は必要じゃないかな?」と!