咲バーバのつぶやき

日常で心に残った言葉や話し、自分の思いを書いてみました

65歳以上の貴方は生きがいを感じていますか!

高齢者の「生きがい」とは何なのでしょう!

コトバンク世界大百科事典・デジタル大辞泉には「生きがい」とは人生に意味・価値を感じることができる、生きる上での「張り合い」と記されています。

先日、内閣府が公表した2022年度版の「高齢者社会白書」では、65歳以上の高齢者の内、「生きがいを感じている」と思う人は7割。その一方「感じていない」人が2割に上ることがわかりました。

高齢化の状況及び高齢社会対策の実施状況(65歳以上の高齢者対象の意識調査で2049人の回答の分析)

●生きがいを感じる程度にいて

生きがい(喜びや楽しみ)を感じる程度につ いて見ると、生きがいを「十分感じている」が 22.9%、「多少感じている」が49.4%となって おり、合計すると72.3%となっている 

●日常生活の状況について

(1)近所の人との付き合い方について:65歳以上の人の82.8%が「会えば挨拶をする」、57.3%が「外でちょっと立ち話をする」と回答している。

(2)親しくしている友人・仲間について:65歳以上の人の79.6%が親しくしている友人・仲間を持っていると感じている。

(3)ふだんの外出について:65歳以上の人の85.5%が「よく外出する」「たまに外出する」と回答している。

(4)情報機器の利用内容について:65歳以上の人の23.7%が「インターネットで情報を集めたり、ショッピングをする」と回答している。 (参考)総務省「通信利用動向調査」より 

●社会活動等への参加について

(1)65歳以上の人の30.2%が、収入の伴う仕事をしていると回答している。

(2)65歳以上の人の51.6%が社会活動に参加している。

(3)社会活動に参加して良かったと思うことについて、65歳以上の人の48.8%が「生活に充実感ができた」と回答している。

 ●健康について 

現在の健康状態について、「良い」「まあ良い」と回答した65歳以上の人が31.2%となっている。

まとめ 高齢者の日常生活に関する意識調査(令和4(2022)年版高齢社会白書)

今回の調査においては、「日常生活に関する 事項」と「社会活動等への参加に関する事項」 の大きく2つの項目について調査を実施し、ま た、調査結果の分析に当たっては、高齢者の生 きがい(喜びや楽しみ)に着目して分析を行っ た。

(1) 日常生活について

〇 近所の人との付き合いについては、趣味 をともにする、お茶や食事を一緒にするな どの付き合いをしている人は、いずれもこ うした付き合いをしていない人に比べ、生 きがいを「十分感じている」と回答した人 の割合が高くなっている。また、親しくし ている友人・仲間を、より多く持っている 人ほど、生きがいを「十分感じている」と 回答した人の割合が高くなっている。今後 も、一層の高齢化の進行が見込まれる中、 高齢者が生きがいを持って満ち足りた人生 を送るためには、さらに、身近な地域での 居場所や役割、友人・仲間とのつながりを 持つことが重要となってくると考えられ る。

〇 ふだんの外出については、外出する頻度 がより多いと回答した人ほど、生きがいを 「十分感じている」と回答した人の割合が 高くなっている。高齢者が、更に年を重ね ても外出を続けることができるよう、休憩 所を増やしたり、道路の段差を解消したりするなど、高齢者が外出しやすい環境づく りも重要と考えられる。

情報機器の利用については、情報機器を 使わない人に比べ、パソコンの電子メール による家族等との連絡や、インターネット によるショッピング、SNS の利用などを している人の方が、生きがいを「十分感じ ている」と回答している人の割合が高い。

また、インターネットを利用している高 齢者が増加している。今後も、高齢者に係 るデジタルデバイド解消に向けた支援が重 要である。

2) 社会活動等について

〇 就業や社会活動については、収入の伴う 仕事をしたり、社会活動に参加したりして いる人は、生きがいを「十分感じている」 と回答した人の割合が高くなっている。ま た、社会活動への参加により、生活に充実 感を感じたり、新しい友人を得たりする きっかけともなっている。さらに、健康状 態が良い人ほど生きがいを「十分感じてい る」と回答した人の割合が高くなっている。    

このため、高齢者が、様々な就業や社会 活動への参加の機会が得られるよう、環境 整備を図るとともに、その基礎となる健康 づくりを、高齢期、更には生涯にわたって推進していくことが重要である。  令和4年版高齢社会白書

2022年版の世界保健統計(World Health Statistics)によると、平均寿命が最も長い国は84.3歳日本です。高齢社会化する現在、高齢者が心身の健康を維持する上で、「生きがい」の存在は重要と言えます。

「生きがい」は、その人の価値観で興味や関心を寄せ、その人が楽しいと感じたり、生きる励みや指標、支えになるものでその人が楽しみをもって生きていると思える「なにか」と、私は考えます。

その何かは、小さなことでも自分の中で「生きがい」と思えば、それは立派な生きがいになるのです。

他の人にとっては些細なことでも、自分の心がワクワクするのであれば、それも立派な生きがい」であり、あれこれ誰かに評価されるものではないのです。

しかし、自発的に生きがいを見つけて楽しめる人ばかりが、いるわけではありません。

仕事からのリタイヤ、子供の独立、配偶者や親しい人との永遠の別れ、病気からの身体の変化、経済的(金銭的)なことなどの事情から、人生の張り合いを喪失してしまう人もいます。場合によっては家に閉じこもりになったり、老人性うつになる高齢者もいることも事実です。

人生というのは、いつ終わりがくるかわかりません。

今の自分にとって何が幸せなのか、どうすれば幸せと感じるのか、何をしている時に楽しく思うかを、一度じっくり考えてみてはどうでしょうか。

そうする事で「生きがい」のヒントに気付けるかもしれません。

例えば、絵や音楽が好きなのであれば、美術館や展示会を巡る・自分でも絵を描いてみる・好きなアーティストのライブに行く・楽器をはじめてみるなど、楽しみかたは多岐にわたります。

生きがいになり得る幾つかの例を書き出してみました。

漫画や本を読む・ 睡眠をとる・音楽を聴いたり歌ったりする・ 散歩する・ハイキングを楽しむ・ 美味しいものを食べる ・料理をする ・ペットとの時間を過ごす ・映画を観る・観劇に行く・ゲームをする・釣りをする・ 作物を育てる・ 草花を育てる・写真をる・絵を描く・国内外を旅する ・神社、仏閣をめぐる・友達と語らう・スポーツ観戦・二次元の世界に浸る・ ハンドメイド作品をつくる ・ライバー配信する・ブログを始める・コレクションする・好きな動画をみる・般若心経を書く・等々

「やってみたいと思う事」を自らが見付け、楽しむ時間を過ごすことで気持ちに張りがうまれ、やがて生きがいに繋がるのではと思いながら、65歳以上の私はこのブログを綴っています

参考文献:生きがいとは何?人生の生きがいの意味と見つける方法20個 Spicomi[スピコミ]女性向け総合メディアサイト